栄養・食

コラーゲンはタンパク質の3分の1。山本義徳氏が徹底解説!

「コラーゲン」よく耳にするけど、実際身体の中でどのように役立っているのか。コラーゲンの働きや、効果的に得る方法を山本義徳氏が解説しております。

こんな人にオススメ

▶︎サプリメントに興味がある方

▶︎怪我を治したい、アンチエイジングに興味がある方

コラーゲンとは?

働き

コラーゲンは人間の体のタンパク質の大体3分の1を占める。

また、コラーゲンは細胞外マトリックスとも呼ばれている。人間の体は、36兆個くらい細胞があると言われており、それ程の数の細胞が集り成り立っている。その細胞同士がバラバラにならないようにをつなぎとめる接着剤的な役割も果たしている。接着剤的な役割が細胞外マトリックスである。

細胞外マトリックスの主な成分がコラーゲン。肉離れでいうと、肉離れして破れるのは細胞そのものではなく細胞の接着剤。なので、逆に言えばコラーゲンがしっかりしていると肉離れ等の怪我も起こりいくくなるということになる。

コラーゲンを口から得ても意味はあるのか?

最近、コラーゲンは「口からの摂取でも体内のコラーゲンが増える」ということがわかってきた。

昔は、コラーゲンはタンパク質だから口からの摂取では分解されてしまうため意味はない、他の肉や魚でタンパク質を取るのと同じである、と言われていた。ただのコラーゲンだとそういうこともあるかもしれないが、実はそうではないことが最近になってわかってきている。

コラーゲンの中でも”ペプチド”と呼ばれるものがある。特に大事なのがプロリン、ヒドロキシプロリンというアミノ酸。

より効果的に摂取するためには?

プロリンとヒドロキシプロリンをくっつけたジペプチド、この2つのアミノ酸がくっついたジペプチドが体内におけるコラーゲンの合成に大事な役割を担っている。どういう作用があるかというと、ジペプチドが増えてくると体内の線維芽細胞が活性化される。

線維芽とはコラーゲンのこと。つまり、コラーゲンをつくる細胞が活性化する。ヒドロキシプロリンとプロリンのジペプチドを摂ると体内におけるコラーゲンの合成が高まるということになる。

人間の身体は体内で普通にコラーゲンをアミノ酸から合成しているが、歳をとるとだんだんその合成能力が衰えてしまう。だが、ジペプチドをとることによってコラーゲン合成能力を高めることができる。

まとめ

ただのコラーゲンを飲んでもそれなりの効果を得ることはできるが、できれば、ジペプチドを多く含んだ低分子化コラーゲンを摂ることによって、より体内におけるコラーゲンの合成を高めることができるということがわかっている。怪我を直したい方、アンチエイジングに興味がある方は低分子化されたジペプチド「コラーゲンペプチド」を摂るようにしてみてください

記事監修者 情報

山本 義徳(やまもと よしのり)

静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル『山本義徳【筋トレプログラム】』を開設。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)

【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
Instagram▶︎https://www.instagram.com/valx_official/

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数69万人を超える。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
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