MCTオイルの摂取量目安やタイミング・注意点

MCTオイルについて、1日どれくらい摂れば良いのか、摂るタイミングはいつが最適なのか、加熱調理に使っても良いのか、などの疑問を持っている人も多いかもしれません。MCTオイルの恩恵を十分に受けるには、正しい摂取量やタイミング、使い方を意識することが大切です。

この記事では、MCTオイルの摂取量の目安や、適切なタイミングをご紹介します。MCTオイルを正しく使うための注意点も解説しているので、これからMCTオイルを取入れようと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。

1日のMCTオイルの摂取量目安

MCTオイルの1日の摂取量目安は、30g程度です。

一度に30gを摂取するのではなく、小分けにして飲むことをオススメします。1回の摂取量目安は、小さじ1から大さじ1程度です。初めて飲む場合は小さじ1（約4.5g）から始め、慣れてきたら徐々に量を増やしていきましょう。

大量に摂取すると、下痢・胃もたれ・吐き気などが起こる可能性があります。1日30gという適量を守るようにしてください。

MCTオイルを摂取するタイミング

MCTオイルを摂取する適切なタイミングは、次の2つです。

1.運動前に摂取してパフォーマンス向上

まず、運動前のタイミングはMCTオイルを摂取するのに最適なタイミングです。

MCTオイルはスムーズに消化・吸収され、一般的な油の約4倍速くエネルギーになるため、運動前の素早いエネルギー補給に適しています。効率良くエネルギー補給できることで、運動パフォーマンスの向上にもつながるでしょう。
運動開始1時間前には摂取するようにしましょう。

2.朝～昼に摂取して代謝を促進

日常生活でMCTオイルを摂取する際は、朝～昼がオススメです。代謝を促進して、快適な一日のスタートをサポートしてくれます。

なお、夜や夕方は、朝や昼に比べてエネルギー消費が少ないため、摂取したMCTオイルが脂肪に変換される可能性が高くなります。トレーニングや運動をする予定がなければ、夜や夕方の摂取は避けたほうが良いでしょう。

MCTオイルを摂取する場合の注意点

MCTオイルを摂取する場合、次の3点に注意が必要です。

• 加熱しない
• 油を直接飲んではいけない
• 過剰摂取は避ける

MCTオイルを正しく取入れるために、一つずつ確認していきましょう。

1.加熱しない

MCTオイルは生食が推奨されており、加熱は厳禁です。

MCTオイルの沸点は一般的なオイルよりも低く、加熱すると成分が壊れてしまいます。また、MCTオイルを揚げ物や炒め物に使うと煙が出たり、引火したりする恐れもあります。加熱せず、かける・あえるといった調理方法で使用しましょう。

加熱調理をしたい場合は、MCTオイルではなく、オリーブオイルなどが向いています。炒め物などにMCTオイルを使いたい場合は、調理後のできあがった料理に追加してください。

2.油のみで飲んではいけない

MCTオイルを直接飲むのは避けましょう。MCTオイルを直接飲むとお腹が緩くなる可能性があるためです。

これは、小腸内の浸透圧が高まることによる浸透圧性下痢と呼ばれ、腸内の水分量が多くなった結果、下痢が引き起こされる症状です。あくまで一過性なので、直接飲むのを止めれば症状は徐々に治まっていきます。

下痢の症状について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

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3.過剰摂取は避ける

MCTオイルの過剰摂取は避けましょう。

MCTオイルが一般的な油の約4倍のスピードでエネルギーになり、脂肪として蓄積されにくいのは事実です。しかし、油には変わりないのでカロリーは存在します。飲むだけで痩せるものではなく、摂りすぎると体重の増加につながります。

また、先述のとおり、MCTオイルの過剰摂取は浸透圧性の下痢になる可能性もあります。

MCT オイルを摂取するときは、1日の目安量である30gをきちんと守るようにしてください。

まとめ

MCTオイルは1日30gを目安に摂取しましょう。初めて飲む場合は、小さじ1（約4.5g）から始め、慣れてきたら徐々に量を増やしてください。

摂取するタイミングは、運動時あるいは朝～昼がオススメです。運動時に摂れば、効率の良いエネルギー源として運動パフォーマンスを上げてくれますし、朝に摂れば代謝を上げてくれるので快適な一日をスタートできます。

MCTオイルを取入れるときは、加熱しない・直接飲まない・過剰摂取しないといった点に注意して、正しく活用するようにしましょう。

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