フィットネス

体脂肪をつけずにバルクアップする方法

筋肉を大きくするためにトレーニングや食事管理を行うことをバルクアップといいます。バルクアップをする上で、体脂肪を増やさずに筋肉だけを増やすことはできないのはご存知でしたか?それでもでなるべく体脂肪は増やすことはなく、バルクアップしていきたいと思う人は多いことでしょう。実際にそのようなことが可能なのでしょうか?

そこで山本義徳先生が提唱する、とある方法があなたのワガママを叶えてくれるかもしれません。少しずつ増量と減量を繰り返していくサイクルを行い、最終的には純粋な筋肉量を増やすことができます。

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脂肪をつけずにバルクアップは可能なのか?

まず、筋肉が増える状態のときには脂肪も増えていくものであることを理解しなければなりません。なぜなら、筋肉を増やすためには身体がアナボリックな状態である必要があるからです。

アナボリックとは身体が合成がされていること、つまり筋肉が増えていくことができる状態であるということです。対義語であるカタボリックとは身体が分解されていること、つまり筋肉や脂肪が減っていく状態を指します。

アナボリックでは、身体の合成が進んでいるため、筋肉も脂肪も増えていきます。逆にカタボリックでは、脂肪も筋肉も分解が進んでいるため、どちらも減っていくということです。

筋肉が増えているアナボリックな状態では、同様に脂肪もアナボリックな状態となってしまいます。

つまり、脂肪をつけずに筋肉だけをつけることはできず、脂肪をつけずにバルクアップすることもできないということです。

できるだけ体脂肪をつけずにバルクアップする方法

コンテスト出場を目指してバルクアップと減量に取り組んでいる場合は、コンテストの無いオフシーズン中はずっとバルクアップをして、大会前に一気に減量するという方法を取り入れている人も多いでしょう。

しかし、長期間のバルクアップには当然それだけ多くの体脂肪がついてしまいます。実は体脂肪が多い状態だと、インスリンが筋肉に働きにくくなります。インスリンを出すために炭水化物を食べてもバルクアップの効率が下がってしまうのです。

さらに体脂肪が多い状態で本格的に減量をすると、どうしても筋肉量の減少を招いてしまいます。せっかく時間をかけてバルクアップに取り組んだのに、減量してみると筋肉が全然残らなかった、ということにもなりかねません。

そこで山本先生が推奨する方法が、「2か月間バルクアップ→1か月間減量」を繰り返すサイクルです。

まずは2か月間のバルクアップ期間で、筋肉と脂肪を両方増やします。その後1か月の減量期間で体脂肪を落とします。

2か月のバルクアップであれば、体脂肪が大幅に増えることはなく、筋肉量を少しだけ増やすことができます。そして1か月の減量であれば筋肉量が大幅に落ちてしまうことはありません。

ここで欲張って「筋肉を増やしながら、体脂肪を減らそう」と考えてしまうと失敗の原因となります。

筋肉を増やすバルクアップの時期と、脂肪を減らす減量の時期を分けてシーズン毎にしっかりと取り組むことで、最終的には純粋な筋肉量を増やしていくことが可能になります。

体脂肪を増やさずにバルクアップするためのトレーニング

さらに徹底して体脂肪を低く抑えたい人は、トレーニング内容を工夫してみましょう。通常は減量期に用いられるトレーニング方法を、脂肪をつけないバルクアップにも応用することができます。

あまり体脂肪を増やさないようにするためには、消費カロリーを増やすことが有効です。そのためには、トレーニングの頻度を多くします。

トレーニングを終えた後は、通常よりも酸素の消費の多い時間が24~36時間ほど続きます。トレーニング頻度の多い方が代謝の高い時間が長く続き、トータルの消費カロリーも高くなるのです。

1回のトレーニングは短めにして、その分トレーニング頻度を多くすることがポイントです。

注意点としては、1回のトレーニング時間を長くしすぎないことです。1回2時間ものトレーニングを毎日のように行なってしまうと間違いなく疲労が溜まってオーバーワークを招いてしまいます。

1回30~40分という短い時間で、週5回~6回ほどの高い頻度のトレーニングを行いましょう。

まとめ

脂肪をつけないことと、筋肉量を増やすことを同時に両立させるのは不可能です。しかし、短い減量を間に挟みながらバルクアップをすることで、体脂肪の増加を最小限に押さえながら、筋肉量を増やしていくことができます。

・2か月間バルクアップ→1か月間減量のサイクルを繰り返す。
・30~40分のトレーニングを週5、6回ほどの高頻度で行う。

記事監修者 情報

山本 義徳(やまもと よしのり)

静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル『山本義徳【筋トレプログラム】』を開設。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)(下)

【SNS】
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