身体に良いオイルを使い分けるポイントとは？山本先生が解説！

身体に良いオイルを使い分けるポイントとは？山本先生が解説

オイル(油/脂)は身体にあまりよくないのではないかと避けられてしまいがちですが、実際はそんなことありません。良質なオイルはむしろ積極的に摂取していくべきなのです。

この記事はこのような人にオススメ

▶︎本当に身体に良いオイルについて知りたい方

▶︎MCTオイルが気になっている方

下記動画でも解説しております。ぜひ、ご覧ください。

脂肪酸について

ココナッツオイルは中鎖脂肪が多いため身体に良いと言われている。
そもそも、脂肪は短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の３つに分けられる。普通のサラダ油や肉の脂だとかの、『一般的な油』の大体は長鎖脂肪酸とその中間にある中鎖脂肪酸である。

炭素の数が8個〜１２個くらいのものを中鎖脂肪酸というがココナッツオイルにはそれが多く含まれる。

中鎖脂肪酸は体にいい？

鎖が短い分、エネルギーになりやすいんです！ここ最近、MCTオイルが話題になりつつありますね。MCTオイル、そもそもなんの略かと言いますと…

M…ミディアム

C…チェーン

T…トリグリセラド

つまり、MCTオイルは中鎖脂肪酸をそのまま訳したもの。

また、身体に良い作用を及ぼしてくれるケトン体を作りやすいメリットもあるんです。アメリカでは、アルツハイマーの予防や治療に使われ、癌の人なんかもケトン体が多いとガンが早く治りやすいと言われています。

長鎖脂肪酸であるオリーブオイルはどうなの？

脂肪の分類

よく、油を使うならオリーブオイルにした方が良いと聞いたことはありませんか？
脂肪は、『飽和脂肪酸』と『不飽和脂肪酸』の二つに分けることができます。また、不飽和脂肪酸にもいくつか種類があり、『単価不飽和脂肪酸』と『多価不飽和脂肪酸』に分けることができます。

オリーブオイルは単価不飽和脂肪酸です。単は一つだけという意味ですね。オリーブオイルはつまり、一つだけ不飽和のところがあるというわけです。

魚の脂肪やサラダ油なんかは多価不飽和脂肪酸です。いろいろなところが不飽和になっており、特徴として酸化しやすいんですね。なので、あまり取りすぎると体に良くないと言われています。

オリーブオイルはインスリンの働きを高めてくれる！

オリーブオイルは、GLP-1というインスリンの働きを高めてくれるようなホルモンをだす働きもあるのでその意味でもオリーブオイルは体にいいということが言えます。また、いくつかの油を使った加熱実験によるとオリーブオイルが一番加熱に強かったという実験結果もあります。なので加熱調理をする際はオリーブオイル、非常にオススメと言えるでしょう。その一方で、ココナッツオイルやMCTオイルは加熱するとすぐに煙がでてしまい加熱に向かないということも覚えておくといいかもしれません。

まとめ

身体に良いオススメのオイルは、

・MCTオイル
・ココナッツオイル
・オリーブオイル
この記事でいうと上記３つになります。ぜひ、参考にし取り入れてみてください。

記事監修者 情報

山本 義徳（やまもと よしのり）

静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。
プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。
2019年4月から投稿を始めたYouTubeチャンネル『山本義徳【筋トレプログラム】』を開設。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学（上）(下)

【SNS】
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