寝る前にアルギニンを摂る効果とは？

アルギニンはバイタリティーあふれる毎日を過ごしたい人にオススメしたいアミノ酸です。ボディメイクを実践している人ならば、意識して摂取しているかもしれません。

アルギニンは寝る前に摂取する事で、身体作り・代謝促進に効果を発揮するといわれています。

この記事では、トレーニーが寝る前にアルギニンを摂取する事の効果・メリットをまとめましたので、元気を保ち続けたい人はぜひ一読ください。

アルギニンとは？

アルギニンはヒトの身体を構成するアミノ酸の1種です。非必須アミノ酸で、体内で合成する事ができますが、生成量は少なく、食事などで補う必要があります。

ただし、1日に必要なアルギニンの量を食事からまかなおうとすると、カロリー・脂質オーバーになる可能性があります。そのため、サプリメントも利用しながら補うことをオススメします。

アルギニンは、1日に2～4gの摂取が目安となります。また、炎症・褥瘡（じょくそう）などの創傷がある場合は、5～7gの摂取を目安にすると良いでしょう。

アルギニンの効果とは

アルギニンには、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。成長ホルモンは健康な身体作りをサポートするほか、脂肪の代謝を促して筋肉を強くする効果もあるとされています。

また、アルギニンを摂取すると、代謝の過程で一酸化窒素を作り出します。一酸化炭素は血管拡張の作用があるので、身体を温める効果が期待できるほか、動脈硬化・心筋梗塞など生活習慣病の予防にも効果を発揮するとされています。

このほか、一酸化窒素には体内に発生した乳酸の消費を促し、エネルギーへ変換させる働きも持っています。アルギニンを補給する事で、トレーニングのパフォーマンスアップ効果が得られるとともに、身体の疲れも翌日に持ち越さず過ごせます。

寝る前にアルギニンを摂るといい？

アルギニンの補給タイミングについて知りたいという人も多いでしょう。アルギニンは、とりわけ寝る前に摂取するのが良いといわれますが、これはどうしてなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

アルギニンを寝る前に摂ると？

睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、子供だけでなく、大人の身体にも欠かせない存在で、身体のコンディションを整える作用・筋肉を育てる作用が見込めます。アルギニンはこの成長ホルモンの分泌をサポートする働きを持つため、睡眠前の摂取が良いとされているのです。

日中にアルギニンを摂取すると、筋肉を増やす作用などにつかわれる事が多いのですが、就寝中は成長ホルモンの分泌サポート以外にも力を発揮してくれます。アルギニンの一酸化窒素産生効果による身体のめぐりの増進は、身体を温めたり・代謝促進に役立ちます。寒さに負けない身体作り・ボディメイク中の肌のツヤアップなどにもつながります。

バルクアップを目指している人の中には、アルギニンを摂取しているのに、なかなか筋肉が育たないなどと悩む人も見られます。筋肉をいじめ抜いて筋力アップを目指す事も大切ですが、筋肉を休める時間も必要です。睡眠時間をしっかり確保して身体を休める時間、成長ホルモンを作用させる時間も確保しなければ、アルギニンの効果は得られません。規則正しい生活を目指す事を念頭に、身体を鍛えていきましょう。

アルギニン摂取の注意点

アルギニンには、成長ホルモンの分泌をサポートする作用がありますが、アルギニン自体に身長を伸ばす効果はありません。
子供の身長を伸ばすにはしっかりとアルギニンを摂取したうえで、適度な運動・食生活といった規則正しい生活をおこなう事が大切です。

アルギニンは天然に存在するアミノ酸であり、適度な摂取であれば健康に害をおよぼす事はないと考えられています。
しかし、一度に多量のアルギニンを摂取すれば、体内で代謝される過程で身体に負担をかけてしまいます。
そうすると、胃痛・下痢などの症状を引き起こしかねません。サプリメントを利用する場合は、1日の目安量を守って摂取するようにしましょう。

また、特定のアミノ酸だけを過剰に摂取し続けると、身体の反応で相対的なアミノ酸の欠乏を引き起こす事があります。アミノ酸の効果を下げてしまうので、1日の摂取量は必ず守りましょう。

まとめ

就寝前にアルギニンを摂取する事で、どのような効果が得られるか、寝る前に摂ると良い事をまとめました。

アルギニンには成長ホルモンの分泌をサポートし、身体のコンディションを整える作用や筋肉を育てる作用があるので、成長ホルモンが多く分泌される睡眠前に摂取するのをオススメします。

食事から十分な量を摂るのは難しいので、サプリメントを利用しましょう。ただし、アルギニンの過剰摂取は下痢・胃痛の症状や、相対的にアミノ酸が欠乏している状態をまねく場合があります。サプリメントは、アルギニンが1日に2～4g摂取できるように成分を確認して、摂取量をきちんと守りましょう。

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