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イベントレポート「VALX 筋肉の祭典 バルクアップの限界を超えろ!」Vol.1

2019年10月5日(土)渋谷にて、「VALX 筋肉の祭典 バルクアップの限界を超えろ!」と題した対談イベントが行われました。

登壇したのは、”筋肉博士”こと山本義徳氏。数少ない日本人のIFBBプロフィジーク選手のJIN。
そして、日本人初マッスルマニアプロのケビン。モデレーターに人気Youtuberの山澤礼明を迎えて対談が行われました。

豪華対談により、広い会場は400名近い観客で満員となり大盛況。本記事Vol.1では、対談の様子をお伝えします。

VALX、そしてEAA9へかけた想い

山本義徳(以下、山本):今回、VALXからEAA9を発売させて頂きました。勿論、良い物であると言う事は間違いありません。しかし、良いものだから広がるとは限りません。例えばゴッホの絵は生きている間には2、3枚しか売れなかったのです。良い物を皆んなで使って健康や身体作りの上でしっかりと結果をだし、そして正しい知識を広める上でお役に立ちたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

筋トレYouTuber山澤礼明(以下、山澤):今回EAA9を作ろうと思ったのはなぜですか?

山本:日本ではBCAAはサプリメントとして定番になっていますが、EAAそのもののサプリメントはまだ少ないです。あったとしても、数が少なくすぐに売り切れてしまったり費用が高かったりするので、ある程度安価でリーズナブルに続けられるものを作りたいと思い開発しました。

山澤:JINさんはEAAは飲まれていますか?

IFBBプロ フィジーク選手 JIN(以下、JIN):飲みますよ!僕と言えば、EAAでしょう(笑)
今まではずっとBCAAを飲み続けていましたが、山本先生の指導を受けるようになってEAAを飲むよう指示を受けました。それから、トレーニング中の重量やパフォーマンスが上がったのでそれからずっとEAAを飲んでいます。特に減量中は一日中ほぼずっと飲んでいて、欠かせない存在です。

山澤:ケビンさんはどうですか?

マッスルマニア クラシックプロ ケビン(以下、ケビン):EAAは味が不味い製品が多かったので僕はずっとBCAAを飲んでいました。最近になってやっと溶けやすく味も良い製品が出てきたので、それからはずっとEAAを飲むようにしています。

山本:EAAとはessential amino acidの略です。essentialとは必須 amino acidはアミノ酸のことで、つまり身体にとって必須なアミノ酸です。必須というのは「体内で作れない」ということです。必須アミノ酸とは体内で作り出せない、外から補充する必要のある9種類のアミノ酸のことを指します。必須アミノ酸とは別に非必須アミノ酸と言って体内で作れるアミノ酸もあります。

山澤:EAA9は他の製品と何が違いますか?

山本:9種類のアミノ酸をどういうバランスで配合するか?ということが大切です。1種類だけが90%あって残り8種類が10%しかない、だと全然だめです。筋肉の発達にはどのような配合がベストなのか調べる研究が2015年から行われました。EAA9にはその研究から導き出された配合をそのまま反映しています。

山澤:研究の結果を反映して、ロイシンの配合が多いのですね。

山本:ロイシンには筋肉を合成する酵素を活性化させる働きがあるので、EAAを摂取する上ではどのくらいロイシンが入っているかが大切です。ただしロイシンが多すぎても良くないのです。他のアミノ酸とのバランスが大切になってきます。

さらにベータアラニンという成分を追加しました。日本でこの成分は2019年3月に認可が下りたばかりです。

ケビン:僕もベータアラニンをトレーニング前とトレーニング中に飲みます。飲むようになってかなり持久力が変わったのと、ピリピリする感じがトレーニングのやる気を引き起こさせてくれます。

山澤:ベータアラニンはプレワークアウトサプリメントに配合れている場合もありますが、その量だと足りなかったりするのでしょうか?

山本:ベータアラニンとして効果を発揮するのは2gくらいの量が欲しいところです。あと大切なのは、ある程度使い続けて体内のベータアラニンの濃度を引き上げないといけないことです。1回だけでは効果は発揮しません。
ですからこのEAA9の場合、毎回のトレーニングで飲むので必然的に体内にベータアラニンが蓄積していきます。1回3gの高配合にしました。

山澤:トレーニング中以外で、適切な摂取タイミングはありますか?

山本:トレーニング以外だと、起床後すぐです。なぜなら寝ている間は栄養補給が出来ないので血中アミノ酸濃度が下がっています。糖新生が起き筋肉が分解されやすい状態です。起床後すぐに飲むことで、血中アミノ酸濃度が急激に回復し、その後朝食を食べることで高い状態を維持できます。量としては、トレーニング中に飲む量の半分で十分です。

山澤:減量中のJINさん、そしてケビンさんはどのようにEAAを飲まれていますか?

JIN:トレーニング中と、食事と食事の間に飲んでいます。

ケビン:僕はもうオフなので、トレーニング中に20~30gを飲むのに落ち着いています。

山澤:僕はトレーニング中に15g 起床後に10g飲みます。最近試しているのは夜、枕元に溶かしたEAAを置いて夜中目が覚めたときに飲んでいます。先生、これはどうですか?

山本:とても効果的です。バルクアップしたい人には夜一度起きてプロテインを飲みましょうとアドバイスすることもあります。

山澤:EAA9の肝心の味の方はどうですか?

JIN:従来のアミノ酸はどよーんとした後味と苦味があって、脚のトレーニング中に飲むと余計に吐きそうになりました(笑)EAA9にはその後味が無いですね!

ケビン:ノンフレーバーの壮絶に不味いEAAを飲んできた身ですので(笑)お世辞抜きで、このEAA9はトップレベルに美味しくて飲みやすいです。個人的にはビターレモンのような柑橘系の味を感じました。

山本:味は一応シトラス風味と言う事になっています。
甘いアミノ酸もありますが、必須アミノ酸には苦味を感じさせるものが多いです。BCAAだとアミノ酸は3種類である程度苦味は抑えられますが、9種類となるとマスクするのは大変でした。
甘味料のスクラロースでは足りなかったので、天然の甘味料ステビアを混ぜました。また、クエン酸は味を柑橘系に近づけるため、そして疲労回復の効果も狙って入れたものです。

バルクアップのためにやるべき事

山澤:JINさんは今減量中との事ですが、バルクアップのときに意識する事はありますか?

JIN:動画観てくれている人は分かると思いますが、僕のオフは基本的に酷いです(一同笑)
ジャンクでバルクと言うべきくらい。ただ、その中でも食事回数を多く小まめに摂る事と一日のタンパク質の量には気をつけています。大会終了後はジャンクフードを食べて、だんだん身体が求めてきたら自然とクリーンな食事に戻ります。

山澤:もっと節制されてるのかなと思ってました(笑)
ジャンクフードでバルクアップするのは、山本先生としてはどうですか?

山本:ジャンクにも色々ありますが、ハンバーガーはタンパク質が多く、意外と炭水化物が少ないので一応、アリです。タンパク質がきちんと摂れていれば脂肪ばかり増えてしまうと言う事はありません。もちろん、ジャンクフードばかりではいけませんが、ある程度食べて精神的なストレスを取り除くことが大切です。コンテストが終わったら好きに食べる期間を作る。その後軽く減量を挟んであげれば問題ないと考えます。

ケビン:僕は、タンパク質の量と1日に小まめに分けて食べることをしっかり抑えて、あとは結構好きに食べています。今はコンテストを終えて日本に帰ってきたばかりで、ラーメンにも流石に飽きてクリーンな食事に切り替わってきたところです。

山本:真面目な話、ピザもバルクアップに良いです。パスタ100gあたりのタンパク質は14gと非常に多く、ピザの小麦の場合さらに多くなります。トッピングにシーフードなどのタンパク質を足してあげるとバルクアップに適しているといえます。

山澤:PFCバランスに気をつかいたい人向けに何かアドバイスはありますか?

山本:バルクアップ時にはある程度、糖質を摂ったほうが良いです。インスリンを出す事、グリコーゲンを早く回復させることが大切です。肝臓のグリコーゲンが足りない状態だと、筋タンパクの合成が起こりにくくなります。トータルカロリーの55%以上は糖質にするべきです。

あとは脂質も重要です。脂質はテストステロンの材料にもなります。トータルカロリーの30%を脂質にするとテストステロンが落ちにくいです。

そうすると残りのタンパク質は15%しかありません。どうすれば良いのかと言うと質を高めれば良いのです。量が少なくてもアミノ酸スコアの高いものを摂ればバルクアップは可能です。EAA9をトレーニング中にしっかり飲めば、バルクアップ効果があります。

プロを目指すと決めた日から意識したこと

山澤:お二人がプロを目指したきっかけは?

JIN:フィジーク競技に出るようになったころから、目標にしていたのはオリンピアに出場している選手でした。日本人でもプロになれる状況に変わってから、プロを目指そうと思いました。

ケビン:2013年からフィジークに出始めました。2016年にマッスルマニアがプロ制度を設けて、本命にしていたフィジークではなく、腕試しのつもりだったクラシックフィジークでプロになりました。

山澤:プロになる上で苦労した事は?

JIN:これを語らせたら1日が終わりますよ(笑)
去年の9月まで、日本では負け無しで調子に乗っていました。ラスベガスのアマチュアオリンピアに出場して、バックステージで「なんだこいつらは?!」と。同じ人間とは思えないほどの差でした。
そこから弱点を改善するために山本先生の教えを受ける事になりました。

山澤:プロになるためにはコーチをつけることは大切ですか?

JIN:プロになると決めたなら、客観的に見てもらわないと分からないです。特にフィジークの場合は、胸や肩だけ強ければ良い訳ではなく、全体のバランスとプロポーションが大切です。筋肉1つの見せ方やポージングもトレーニングと連動しているので、それを自分で勉強するのはなかなか難しい。

山澤:フィジークでプロになるには何が必要ですか?

JIN:海外選手は厚みが強いです。その上で求められる逆三角形を持っています。
僕はフロントはでかくても、後ろを向いた時に背中が弱点でした。山本先生に改善してもらい、今では武器となりました。

山澤:団体は違いますが、マッスルマニアでプロになる上ではどうですか?

ケビン:IFBBと単純に比較する事はできませんが、厚みが必要なのは全く同じに感じます。僕も厚みが弱点ですが、中東の選手はどうやればあんなに分厚くなれるのかと、、

山澤:先生、厚みは作れますか?それとも元々の骨格によるのでしょうか?

山本:前から見た時の広がりは元々の骨格によります。厚みは筋肉量の問題です。骨格が悪い人は逆に厚みが付きやすいです。むしろ改善がしやすいのが厚みの方です。

山澤:先生からプロを目指す人へのアドバイスをお願いします。

山本:現在はプロには比較的簡単になれる状況ではあります。問題はプロになったあとにいかに勝っていくか?です。長期的な視点に立って「プロになれる身体」ではなく「プロで勝てる身体」を作っていくことが必要です。

山澤:日本人のプロが勝つ、のはまだ誰も成し遂げていませんが、、、JINさん、いけますか?

JIN:11月のジャパンプロは有名な選手の名前もありましたし、自分の立ち位置を知る良い機会です。もちろん負ける気はサラサラありませんし、勝って来年のオリンピアを目指したい。

本記事 Vol.2では、会場や視聴者からの質問をお届けします。Vol.2

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対談のフル動画はこちら

【上越YG】山澤 礼明 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCuhPVNbY5AATKsU5RSEhbCQ

I’M BODY Jin YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCdV_Sc1tEENX5LOzB-YLiaQ

Kevin MuscleBridge YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCcjhTod4g-_drfhHhpH_9Rw

対談に登場したEAA9のご購入はこちら

執筆者情報

川又祐海奈(かわまた ゆみな)
フィットネスコンテンツライター

Twitterアカウント
https://twitter.com/MATAMATAMACHAN

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