ダイエット

ケトジェニックダイエット中にプロテインを飲んでもいいの?注意点や山本義徳がオススメする飲み方を紹介!

近年、話題の糖質制限ダイエットに取り組んでいる人のなかには、「糖質制限中にプロテインを飲んでも大丈夫なの?」と疑問に思う人も多いでしょう。

プロテインの糖質を気にして摂取を制限してしまうと、筋肉に必要なたんぱく質も同時に不足してしまうリスクがあり、トレーニングをする人には非常にもどかしい部分です。

そこで今回は、糖質制限中にプロテインは摂取してもいいのか、という点を軸に詳しく解説していきます。現在糖質制限中の人はぜひ参考にしてみてください。

なおVALXでは、夜だけ糖質を摂らないといった、中途半端な糖質制限は推奨していません。それよりも、糖質摂取量を全体の10~20%以下に抑えて、脂質を十分に摂取し、糖質ではなく脂質を材料としたケトン体をエネルギーにする糖質制限(ケトジェニックダイエット)を推奨しています。

中途半端な緩い糖質制限ではケトン体を十分に生成できず、不足したエネルギーを補うために、体内で糖を作り出す糖新生が活発になります。この糖新生の材料として筋肉中のアミノ酸が使われるため、筋肉の分解が起こりやすくなります。

筋肉量を維持しながら身体を絞りたい場合は、糖質摂取量を厳格に抑えるケトジェニックダイエットがオススメです。

ケトジェニックダイエット中にプロテインは飲める?

ケトジェニックダイエットとは、糖質制限ダイエットの一種です。糖質の摂取を限りなくゼロに近づけることで、体重減少を目指します。

ケトジェニックダイエットを成功させるためには、厳格な糖質制限が必要なため、そのほかの栄養分が不足する恐れがあります。そのため、ケトジェニックダイエット中でも、プロテインで不足分を補うと良いでしょう。

ここからは、ケトジェニックダイエット中のプロテイン摂取について詳しく解説します。

ケトジェニックダイエットとは

「ダイエットのために1食だけ糖質を抜いている」などの軽い糖質制限では、エネルギー源である糖質の不足分を補うために、筋肉中のアミノ酸が使われます。体内のアミノ酸が使われると、筋肉の分解が起こりやすくなるためダイエットに有効とはいえません。

しかし、糖質をしっかり抑えるケトジェニックダイエットであれば、脂肪から分解されたケトン体をおもなエネルギー源として使えるようになります。これが、ケトーシスといわれる状態です。

ケトーシスを維持するには、炭水化物の摂取量を1日の摂取カロリーの10%程度に抑える必要があります。その代わり、足りない栄養素はプロテイン・BCAAなどから補いつつ、脂質・たんぱく質は十分に摂取しましょう。ケトジェニックダイエットのメリット・デメリットや具体的なやり方は、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。

ケトジェニックダイエットとは?メリット・デメリット、具体的なやり方を解説ケトジェニックダイエットは、糖質を制限するのではなく、限りなく0に近づけるダイエット法です。この方法で効率良く痩せるには、ケトジェニック...

ケトジェニックダイエット中でもプロテインは飲んでOK

ケトジェニックダイエット中、1日に摂取できる糖質は多くても50g以内です。しかし、食事からの摂取であれば、必要な栄養素をピンポイントで確保するのは難しく、どうしても糖質摂取量が増えてしまう可能性があります。

そこでオススメなのが、ダイエット中でも筋肉量を維持できるプロテインの摂取です。商品にもよりますが、プロテインに含まれる糖質は少ない傾向があります。

しかし、身体を大きく見せたい人向けに、糖質を多く含むプロテインも展開されていますので、選び方には十分注意してください。

NAQSEL(ナクセル)【機能性表示食品】

NAQSEL(ナクセル)は、運動中の脂肪燃焼と食事に含まれる脂肪や糖分を抑える機能を持った、機能性表示食品です。

1.食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑える
2.肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける
3.食後の中性脂肪や血糖値の上昇を穏やかにする
4.運動中の脂肪の燃焼を高める

NAQSELは、含まれる成分の科学的根拠に基づき、その機能性(効果)と安全性を消費者庁に届け出している機能性表示食品です。

運動中に脂肪を燃焼させたい方や、過度に食事を制限できない方などに非常におすすめの機能性サプリメントです。

ケトジェニックダイエット中のプロテインの選び方

ケトジェニックダイエットのために食事に気を遣っているにもかかわらず、糖質が多く含まれているプロテインを摂取してしまっては、努力が水の泡となってしまいます。

ここからは、ケトジェニックダイエットに適したプロテイン・プロテインを選ぶ際の注意点を解説します。

含まれる糖質の割合に注意する

プロテインに含まれる糖質の割合は、商品によって異なります。ケトジェニックダイエット中は、プロテイン100gあたり、糖質5g未満のものを選ぶと良いでしょう。低糖質と表示されているものを選ぶと安心です。

プロテインのドリンクだけでなくプロテインバー・クッキーなどを摂取する際も、糖質表示のチェックを忘れないようにしましょう。

ケトジェニックダイエット中の適切な栄養バランスについては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

ケトジェニックのPFCバランスはどのくらい?割合を紹介この記事では、ケトジェニックダイエットにおいて必要なPFCバランスを紹介します。具体的にどの栄養素をどれだけ摂れば良いのか分かる内容なの...

海外製のプロテインには注意

日常的にプロテインを摂取するとなると、値段が気になり海外製の購入を検討する人が多いかもしれません。

しかし、海外製のプロテインには糖質が多く含まれることがあります。安価で購入できるというメリットがありますが、安全基準上問題になる製品も存在するため、注意して選ぶようにしましょう。

ケトジェニックダイエット中のプロテインの飲み方

ケトジェニックダイエット中にプロテインを飲む際は、飲み方や摂取量にもポイントがあります。プロテインを一度にたくさん摂取しても、すべてが体内にうまく吸収されるわけではないため、過剰摂取にならないように以下の摂取方法を意識しましょう。

豆乳で割る

「プロテインを美味しく飲みたい」「健康的な方法で飲みたい」と考えたときに、牛乳で割る人も多いでしょう。しかし、牛乳には糖質が含まれるため無糖の豆乳がオススメです。

つい、飲みやすさを意識して味つきの豆乳を選びたくなりますが、炭水化物が多く含まれているケースもあるので、必ず無糖であるかチェックしてください。

牛乳・糖が含まれる味つきの豆乳だと、ケトーシスの状態が失われてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

基本は1日1杯まで

たんぱく質は糖質と同じく、1gあたり4kcalです。食事の代わりにと考えてプロテインを過剰摂取すると、エネルギー量が増えて体重増加につながる可能性があります。

そのため、基本は1日1杯を心掛けましょう。プロテインの過剰摂取によって、糖質の摂取量が増えてしまえば、ケトーシスがうまくいかない恐れもあります。

プロテインを2杯以上飲む場合は、「糖質の量が制限を超えていないか」「エネルギー量がオーバーしていないか」などを確認しましょう。

空腹感を満たすなら食べるプロテインもオススメ

ケトジェニックダイエットをおこなう人のなかには、足りない栄養素をプロテインで確保したいと考えているものの、プロテインを飲むのが苦手な人もいるかもしれません。ダイエット中でも、手軽に空腹感を満たしたい人もいるでしょう。

そのような人は、糖質の量に気をつければプロテインバーを選んでも問題ありません。プロテインバーであれば、手軽に空腹感を満たせるだけでなく、さまざまな種類があるため、好みの味を無理なく摂取できます。

安心の国産!ケトジェニックダイエット中にオススメのVALXのプロテイン

ケトジェニックダイエットをおこなう際は、糖質が抑えられているプロテインを積極的に取入れましょう。ここからは、安心の国産で、たんぱく質の摂取や本格的なケトジェニックダイエットにオススメなプロテインをご紹介します。

たんぱく質不足を補う目的なら「VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト」

糖質制限中にたんぱく質が不足してしまう人は、多くいます。理由は、たんぱく質がメインの食品でも、糖質が含まれているために食べない判断をするからです。

しかし、糖質制限にこだわり過ぎて、食べ物を細かく選んでいるとたんぱく質のほか、総摂取カロリーも不足してしまい、筋肉が分解されてしまう可能性があります。

そのため、たんぱく質不足を補う目的ならプロテインの摂取がオススメです。不足しているカロリーやたんぱく質を補う目的で飲みましょう。

ただ、たんぱく質含有量の高いプロテインの摂取が重要です。プロテインのなかには、身体を大きくしたい人のために、あえて糖質含有量を高くしているものもあります。糖質の高いプロテインを選んでしまっては、せっかく頑張ってきた糖質制限の成果が水の泡になってしまいかねません。

低糖質のプロテインをお探しの人は『VALX ホエイプロテイン WPI パーフェクト』がオススメです。

本格的なケトジェニックダイエットには「VALX EAA9」

最近は日々身体を鍛えているアスリートだけでなく、一般の人でも男女問わず「ケトジェニックダイエット」を実践している人が多くなりました。

ケトジェニックダイエットとは、脂質を多く摂取し、糖質の摂取を極端に少なくする食事方法を用いたダイエットです。一般的に1日の糖質を50g程度に抑えるべきとされています。

糖質の不足した体内では、エネルギーを補うために脂肪を分解し、脂肪と脂肪の代謝物質である「ケトン体」(βヒドロキシ酪酸・アセト酢酸・アセトンの総称)を作り出します。ケトン体を使って身体を動かそうとするのです。この状態を「ケトーシス」といいます。

しかし、ここで問題なのが糖新生という身体の機能です。人間は糖質を摂取しなくても体内で糖質を作り出す機能が備わっており、糖新生によって糖質がたくさん作られれば、ケトーシスになりにくくなります。

この糖新生が起こる材料になるのがアミノ酸なのです。身体がケトーシスに突入する前に、通常のプロテインを多く摂取してしまうと、体内でアミノ酸が糖質に変化して、身体がケトーシスになりにくくなってしまいます(いずれケトーシスになりますが、時間がかかってしまいます)。

しかし、ロイシン・リジンなどの一部のアミノ酸は糖新生を起こしにくいので、BCAA・EAAのサプリなら効率的にケトーシス状態になれます。ケトジェニックダイエット中でもプロテインを飲むこと自体は問題ありませんが、身体がケトーシスに切替わる初期段階では、ロイシン・リジンを多めに含むBCAA・EAAを摂りましょう。

EAAの摂取を検討中の人には『VALX EAA9(イーエーエーナイン)』がオススメです。

まとめ

糖質制限ダイエットをしているときは、糖質を気にするあまり、たんぱく質不足になることも少なくありません。それによって、筋肉が分解されるなど、ダイエットにも良くない影響が生じてしまいます。

糖質制限ダイエット中には、エネルギー不足を補うために低糖質タイプのものを選んで、プロテインを摂取するようにしましょう。

ケトジェニックダイエットをしている場合には、より低糖質、かつ糖新生も起こしにくいEAAが安心です。

ダイエット中でもプロテインやEAAを上手に取入れながら、効果的なトレーニングをしていきましょう。

公式ライン

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数69万人を超える。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

【You Tube】
山本義徳先生の知識と経験に基づいたトレーニング方法や、プロテインやサプリメントの情報を科学的根拠(エビデンス)に基づいて、YouTube動画を随時更新しています。

【SNS】
X▶︎https://twitter.com/valx_official
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