プロテイン

朝食の代わりにプロテインを飲む、置き換えダイエットの効果とは?

ダイエットをしている人は「朝食をプロテインに変更したほうが良いのでは?」と一度は考えた事があるのではないでしょうか。

結論からいうと、朝食をプロテインに置き換える事は、効果的なダイエットになります。

今回は、朝食をプロテインに置き換えるメリットや、その理由について解説します。

朝食にプロテインを飲んで筋肉の分解を抑える

就寝中の人間の身体は、体内にある栄養素を使って細胞を修復しています。たんぱく質もその栄養素のひとつで、筋肉細胞の修復などに多く利用されており、朝になるとたんぱく質は不足している状態です。

そのため、朝食をプロテインに置き換えれば、就寝中に使われたたんぱく質を効果的に補充できます。

たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されています。1日の始まりである朝にプロテインを飲む事で、体内のアミノ酸レベルを向上させる効果も期待もできます。アミノ酸には筋肉中のたんぱく質の分解を抑える働きがあるので、結果的に筋肉分解の抑制にもつながります。

現代では朝食を食べない人も多いでしょう。ダイエットを始める人で朝食を抜いている人は、普段摂らない朝食の代わりにプロテインを飲んでみてはいかがでしょうか。毎日ジムなどで過度な筋力トレーニングをしなくても、通勤電車や駅までの徒歩、階段の上り下りなど日常の細かな運動だけで筋肉を動かすことになるため、代謝も良くなるため、ダイエット効果が得られます。

朝食代わりにプロテインを飲む置き換えダイエット

朝食の代わりにプロテインを飲む置き換えダイエットは、朝食として牛乳もしくは水に溶いたプロテインを飲み、昼食、夕食は普通の食事をして問題ありません。

大事な朝食をプロテインに置き換えて栄養バランスは大丈夫なの?という不安もあるでしょう。しかし、現代の食生活では脂質や糖質を多く摂ってしまい、たんぱく質が不足しがちなため、むしろ朝食をプロテインに変える事で栄養バランスが改善する場合が多いです。

置き換えによるビタミンやミネラル不足が心配な人は、これらが含まれるサプリをプロテインと一緒に摂取しましょう。

朝に飲むプロテインの量は30gが目安です。それに加えて、昼食のあとに10g夕食のあとに10gのように、小分けにして摂取し、ビタミン、ミネラルなどのサプリも取り入れれば、栄養バランスが整い、普通に3食を食べるよりも体調が良くなっていくはずです。

ダイエットをしながらも、筋肉の合成をより促したい場合は、糖質も同時に摂取するのがオススメです。ダイエットのために炭水化物を一切摂らず、たんぱく質だけを摂取しても、たんぱく質をエネルギーとして使ってしまうため、あまり効果的ではないからです。

まとめ

1日3食のうち、朝食をプロテインに置き換えるダイエットは非常に効果が期待できます。朝食に摂取するプロテインの目安は約30gです。加えて、昼食、夕食にも10g程度のプロテインを小分けで摂取する事ができれば、栄養バランスの面でもより効果が期待できるでしょう。

朝食をプロテインに置き換える事で、ビタミンやミネラルなどの栄養不足が心配な人は、ビタミン・ミネラルサプリメントなども利用しましょう。

監修者情報

山本義徳

山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数69万人を超える。

一般社団法人 パーソナルトレーナー協会 理事

【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下) 
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる

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