トレーニングをしている人なら、自分の身体は大きくなりやすいかどうか感覚的にわかっていると思います。
特に食事をちゃんと摂ってトレーニングをしていても、身体が大きくなりにくい体質の人は、ハードゲイナーと呼ばれます。
一方で、食事やトレーニングをすると身体が大きくなりやすい体質の人は、イージーゲイナーと呼ばれます。
今回はハードゲイナー・イージーゲイナーの人が効率的にバルクアップするために、日常生活とトレーニングで注意することについて紹介します。
ハードゲイナー・イージーゲイナー とは?
そもそもハードゲイナー・イージーゲイナーという用語は、筋トレをしている人の間で使われている言葉です。
ハードゲイナーとは身体を大きくすることが難しい人のことを指し、イージーゲイナーとは簡単に身体を大きくできる人のことを指します。
この違いは、内胚葉型・中胚葉型・外胚葉型という人間の身体を3つの遺伝的な傾向で分けて説明できます。
内胚葉型について
内胚葉型の人は、普段から少し食べただけで太りやすいため体脂肪が増えやすく、筋肉もつきやすいという特徴があります。
筋トレをしている人はこのような特徴の人をイージーゲイナーと呼びます。
外胚葉型について
一方で外胚葉型の人は、食べても太りにくいため体脂肪も増えにくいですが、筋肉もつきにくいという特徴があります。
このような特徴の人をハードゲイナーと呼びます。
中胚葉型について
中胚葉型は、内胚葉型と外胚葉型の中間の特徴です。

日常生活における対策
外胚葉型と呼ばれるハードゲイナーの人は、筋肉を大きくするために、日常生活でカロリーを消費しないように気をつける必要があります。
そのため、階段ではなくエスカレーターやエレベーターを使用するよう心がけましょう。
一方で、内胚葉型と呼ばれるイージゲイナーの人は、体脂肪をつけないために、日常生活でもカロリーを消費するようにしましょう。そのため、エスカレーターではなく、階段を使うことでカロリーを消費しましょう。

トレーニングにおける対策
内胚葉型と呼ばれるイージーゲイナーの人は、トレーニングをすると、筋肉がつきやすいという特徴があります。
そのため、筋肉と一緒に体脂肪もつかないよう、日常生活でカロリーを消費して、体脂肪を減らすようにしましょう。
外胚葉型と呼ばれるハードゲイナーの人は、トレーニングをやり過ぎないように気をつけて、消費カロリーを抑えることで筋肉を大きくすることができます。
また、トレーニングを短かい時間で終わらせて、しっかり食べるようにしましょう。
ハードゲイナーの人は、食べても体脂肪が増えにくいので、体脂肪をつけずに筋肉を増やすことができると思います。
参考:ハードゲイナーが筋トレの効果を高めるために気を付けること! – VALX(バルクス)produced by 山本義徳

まとめ
ハードゲイナーとイージーゲイナーの違いについて説明しました。
自分の身体は筋肉が大きくなりやすいのかそうではないのか、把握することで今後のトレーニング方法や日常生活の過ごし方について、意識して気をつけることができます。
- イージーゲイナーである内胚葉型は筋肉がつきやすいですが、脂肪も溜め込みやすい特徴がある
- ハードゲイナーである外胚葉型は筋肉がつきにくく、食べても太りにくいという特徴がある
- イージーゲイナは体脂肪をつけないように、日常的にカロリーを消費するように心掛ける
- ハードゲイナーは筋肉をつけるために、日常生活で無駄なカロリーを消費しないように気をつける
監修者情報

山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数30万人を超える。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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