痩せたいからと言って1日の食事の回数を1回か2回にしている方はいらっしゃいませんか?実は食事の回数は少なくするより多くした方が体脂肪は増えにくくなります。ぜひ参考にして見てください。
食事の回数について
食事の回数が少ない場合
昔の力士は1日2食、朝起きて稽古して稽古した後にたくさん食べる。昼寝をして、少し経ってから夕飯をたくさん食べ、そして寝る、という1日2食の生活でどんどん体を大きくしていた。
1日2食の生活は、筋肉は増えるがどうしても脂肪も増えてしまう。
1日に2食ということは空腹の時間がかなり長くなってしまう。空腹の時間を長くし、沢山食べられるようにするというわけだが、体脂肪をあまり増やしたくないという場合は、ある程度食事の回数を分けた方がいい、ということになる。
体脂肪がつきにくい回数
いくつかの研究があり、1日2食よりも1日6食くらいの方が体脂肪は増えにくかったというような報告もある。
1日2食でどか食いをするよりも一回に食べる量を減らし、1日に5-6回に小分けにして食べた方が体脂肪も増えにくく、血糖値の乱高下、血中のアミノ酸が下がる、ということになる。
また、筋肉の分解も小分け食にすることによってある程度抑えることが可能となる。
間食をカウントしてもいい?
実際問題、1日に何回も食べることはできないという人が多いはず。そのような人は、まず普通に1日に3回食べ、間にプロテイン+バナナ、プロテインバーといった手軽に摂れる間食を食べるようにするといい。
朝食を食べ、朝食と昼食の間にプロテインとバナナ、そして昼ごはん。昼ご飯の後にプロテインバー、そして夕食後にプロテイン飲んで寝る、というような感じで行えば無理なくできるかと思われる。
まとめ
体脂肪をつけないでバルクアップしたいという場合は食事回数をある程度多めにすることをぜひお試しください。一気にどか食いするよりも小分けにした方が、胃腸への負担も少なくなると思います。
監修者情報
山本 義徳(やまもと よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー・トレーニング指導者。プロ野球選手のダルビッシュ有や松坂大輔などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。
2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数69万人を超える。
【主な著書】
・ウェイトトレーニングー実践編ー
・ウェイトトレーニングー理論編ー
・アスリートのための最新栄養学(上)
・アスリートのための最新栄養学 (下)
・最高の健康 科学的に衰えない体をつくる
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